2章8 ソフトウェアライセンス体系

P5は用途や必要な機能に応じて、モジュールと呼ばれる4種類の基本となるライセンスが用意されています。

P5 Backup (P5バックアップ)

「P5Backup」ライセンスは、単一のサーバーでシングルドライブ(テープデバイスなど)を使って、時間指定によりスケジュール実行されるバックアッププランによるバックアップが可能です。さらに追加のコンピュータ(P5クライアント)を追加するごとに、追加サーバーライセンスまたはワークステーションエージェントライセンスが必要になります。

2ドライブ以上のドライブを利用する場合には、「メディアドライブライセンス」の追加が必要です。

チェンジャーやジュークボックスなどのライブラリを利用するには、これらの機器の同時動作に対応する「メディアチェンジャーライセンス」の追加が必要です。

P5 Backup2Go (P5バックアップ・トゥ・ゴー)

「P5 Backup2Go」ライセンスは、標準シングルライセンスでは20台までのワークステーションから1台のBackup2Goサーバーへのバックアップと、ワークステーションからのリストア操作が行えます。バックアップ対象とするワークステーション数が21台以上になる場合には、追加の「ワークステーションエージェントライセンス」が必要になります。

P5 Archive (P5アーカイブ)

「P5 Archive」ライセンスは、単一のクライアント(サーバー自身)でシングルドライブ(テープデバイスなど)を使って、アーカイブプランにより定義されたデータのアーカイブと、アーカイブされたデータのリストアが可能です。

さらに追加のコンピュータ(P5クライアント)を追加するには、1台ごとに追加サーバーライセンスまたはワークステーションエージェントライセンスが必要になります。

2ドライブ以上のドライブを追加する場合には、「メディアドライブライセンス」の追加が必要です。

チェンジャーやジュークボックスなどのライブラリを利用するには、これらの機器の同時動作に対応する「メディアチェンジャーライセンス」の追加が必要です。

P5 Synchronize (P5シンクロナイズ)

「P5 Synchronize」ライセンスは、単一または複数のディレクトリをクライアント(サーバー自身)から、サーバー上のシンクロナイズプランで定義された方式で継続的に複製を行います。複製の方向はクライアント自身に対する同期またはクライアント自身からのいずれかの複製方向が設定可能です。
さらに追加のコンピュータ(P5クライアント)を追加するには、1台ごとに追加サーバーライセンスまたはワークステーションエージェントライセンスが必要になります。これにより更にもう1台のワークステーションをターゲットまたはソースとすることができます。

P5 Trial (P5試用版トライアルライセンス)

試用バージョンではテクニカルサポートの提供は制限がありますが、30日間すべての機能をお試しいただけます。

エージェントについて

Archiware P5の基本製品(Sychronize/Archive/Backup/Backup2Go)はサーバー機を「バックアップサーバー」、「アーカイブサー バー」、「レプリケーションサーバー」、「クライアントバックアップサーバー」として機能させるためのサーバーソフトウェア製品です。サーバーに対して、ネッ トワーク上にあるリモート経由でバックアップする対象のコンピュータにインストールするのがエージェントです。エージェントライセンスについては「P5の「エージェント (Agent)」とは?」を参照ください。